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16世紀の中頃の簡単な装飾の木彫りの馬はマールン町(Malung)で発見されました。しかし、塗りが施されている木彫りの馬では、19世紀初期の頃のものが最も古く、ファールン町(Falun)で見つかっています。

19世紀になって、ダーラナ地方のムーラ町(Mora)の4つの村で集中して生産されるようになりました。まず一番最初に始まったのがバリカールオス村(Bergkarlås)、続いてリーサ村(Risa)、バットネス村(Vattnäs)、ヌスネス村(Nusnäs)と言われています。(下の地図を御覧下さい。)

最初のダーラ馬の工房は1922年にヌスネス村(Nusnäs)でオルソン兄弟が開きました。そして、1928年には二つ目の工房を開きました。 どちらの工場もオルソン家によって現在も経営されています。

1939年にニューヨークで開催された万博では、スウェーデンのパビリオンで2万体ものダーラ馬が買われました。そして同じ年、約1トンのダーラ馬がアメリカ合衆国へ送られていきました。この万博をきっかけにたくさんのダーラ馬が作られるようになたのです。

こうして、スウェーデンの子供たちのために作られたおもちゃは、世界のコレクターズアイテムとなったと同時に、スウェーデン一番のお土産物となり、国の象徴となったのです。

expo

1939年のニューヨーク万博で発表された馬のレプリカ
(ダーラナ地方のグラナス・オルソン作)

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